【お知らせ】1/1 大般若祈祷のご案内

長壽寺では、新年より参列者の無病息災・除災招福をご祈祷する『大般若祈祷(だいはんにゃきとう)』を行います。

檀徒の方も、そうでない方もご参列頂けますので、万障お繰り合わせの上、お参り下さい。

目次

詳細

【日時】令和4年1月1日午前9時~10時まで

【用意】お布施(金額随意)

大般若祈祷とは

玄奘三蔵
長壽寺が所蔵する十六善神図の玄奘三蔵

大般若祈禱は、玄奘三蔵法師(げんじょうさんぞうほうし)が翻訳した『大般若経』を用いたご祈祷です。

日本においては、8世紀の初頭には行事として恒例化して、現在でも真言宗・法相宗・天台宗・禅宗と宗派を超えて行われている重要な儀礼となります。

大般若経とは

『大般若経』とは、 七世紀に中国からインドへ求法の旅をした玄奘三蔵法師が晩年に翻訳した経典です。

字数は約480万字を超え、全部で600巻を誇り、それを玄奘三蔵は、4年余りで弟子たちと翻訳して亡くなりました。

除災招福・無病息災・五穀豊穣などの利益をもたらす経典として広まりました。

大般若祈祷のやり方

大変長いお経なので、すべてを読誦することはせずに、カスタネットのように折本の経本を前後左右に開く“転読(てんどく)”というやり方で行われます。

その際に巻き起こる風に当たることで、無病息災となり、一巻転読する毎に唱えられる「降伏一切大魔最勝成就」大声と経本を机に叩きつけることで魔を追い払うことができるといわれます。

大般若祈祷の利益

ご祈祷を受けることで万事が上手くいくわけではないのかもしれません。

例えば、いくら無病息災を祈願しても、不摂生な生活を送れば、病気になることもあるでしょう。

しかし、自らやるべきことをやった上で、受けるご祈祷はとても心丈夫になります。

住職自身は、専ら祈祷をする側だったのですが、ご縁あって支援している僧侶の方から私の無病息災などをご祈祷頂きました。

すると、後ろから背中を支えられているような安心を日々感じるのです。

大般若祈祷を受ける事で、皆さんにも同じ安心を感じて頂けるのではないかと思いますので、どうぞ、ご参拝下さい。